台風の前日に、できることはあまりありません。

雨戸を閉め、植木鉢をしまう。その程度です。本当の勝負は、晴れている日に何をしておいたかで決まります。台風・水害・地震の備え、前日の準備、そして通過後に見るところ。私が現場で見ている順番で並べます。

今週のブログ / 自然災害への備えと住まいの点検

台風が来る前にやること、去った後に見るところ

備蓄の先へ。晴れた日にやっておく備え、前日にできること、通過後のチェックリスト、そして訪問業者への向き合い方

一級建築士大工のカズ こと 深澤一喜/深健工舎

ごあいさつ

こんにちは。

深健工舎の一級建築士大工のカズ こと 深澤一喜です。

深健工舎は、群馬県前橋市を中心に、伊勢崎市、玉村町、高崎市、渋川市、北群馬郡で、自然素材を使った高気密・高断熱・高耐震の健康住宅を、新築・リノベーション・リフォーム工事で手掛ける、設計事務所併設の大工工務店です。

快適で住み心地の良い家をつくることを、私たちの仕事の芯にしています。

前回までは補助制度と省エネリフォームの話を書いてきました。今回は季節の話です。台風、水害、地震への備えを、建物を直す側の目線でまとめます。

防災の記事はたくさんあります。備蓄リストも避難の心得も、公的機関がしっかり出しています。ですのでこのブログでは、そこは公的な出典をそのままご紹介するにとどめて、大工が現場で見ているところと、台風のあとに来る訪問業者のことに紙面を使います。後者は、同業がほとんど書きません。

■ このブログで学べること

  1. 前日にできることは限られている。勝負は晴れた日
  2. 台風・水害・地震、備えは3つに分かれる
  3. 台風の前日にやること
  4. 台風のあとに来る訪問業者
  5. 通過後のチェックリスト(屋根に上がらずに見る)
  6. 水害への備えは、避難のタイミングが先
  7. 地震への備えと、前橋市の無料耐震診断
  8. まとめ|晴れた日の八分
  9. 家のこと、暮らしのこと、気軽にご相談ください

1 前日にできることは限られている。勝負は晴れた日

台風が近づくと、ご相談のお電話が増えます。「明日来るんですが、何かしておいたほうがいいですか」。

正直にお答えします。前日にできることは、あまりありません。

雨戸を閉める。庭の飛びそうなものをしまう。雨どいの詰まりを取る。停電に備えて充電しておく。これで前日にできることは、ほぼ終わりです。工事はできません。屋根に上がるのは危険です。

では、何が効くのか。晴れている日に、一度家を一回りしておくことです。

一級建築士大工の墨出し

台風の翌日に、お電話をいただくことがあります。「雨漏りした」「屋根の板金がめくれた」。うかがってみると、多くの場合、その台風で突然壊れたわけではありません。前から傷んでいたところに、強い風雨が当たって、表面化したのです。

そして、そういう箇所はたいてい、晴れた日に地上から見上げれば気づけるところにあります。浮いた板金、ずれた瓦、切れたシーリング。台風の備えでいちばん効くのは、養生でも土のうでもなく、平常時の一回りです。

ですのでこの記事を、台風の前日に読まれた方にも申し上げます。今回は雨戸と庭で十分です。そして台風が過ぎて晴れたら、そのときに一回りしてください。次の台風のための備えは、次の晴れた日にしかできません。


2 台風・水害・地震、備えは3つに分かれる

「防災」とひとまとめにすると、どれも中途半端になります。私は3つに分けて考えています。分ける基準は、予告があるかどうかと、何が家を壊すかです。

項目台風(風)水害(水)地震(揺れ)
予告数日前からある多くはあるない
家に起きること屋根・外壁がめくれる、飛来物で割れる建物の中に水が入る建物が変形する、家具が倒れる
いちばん効く備え晴れた日の外周点検避難のタイミングを決めておく家具の固定と耐震診断
直前にできること雨戸、庭の片づけ、雨どい早めに出る、大事なものを2階へなし(平常時が勝負)
お金のかからない対策ほぼ全部避難計画づくり家具の配置換え

ただし、この3つはきれいに分かれるわけではありません。台風が水害を連れてきますし、地震のあとに雨が降れば、傷んだ屋根から水が入ります。表は考え方の枠としてご覧ください。実際は、ご自宅がどの災害に弱いのかを先に知る必要があります。

それを調べるのが、ハザードマップです。国土交通省・国土地理院の「ハザードマップポータルサイト」で、ご自宅の住所から確認できます。洪水・土砂災害などのリスクを1枚に重ねて見られる「重ねるハザードマップ」と、市町村が作成した地図を探せる「わがまちハザードマップ」の2つの入口があります。あわせて前橋市(お住まいの市町村)と群馬県のハザードマップもご確認ください。

大事な整理

ハザードマップは「ここは危ない/安全」を断定する地図ではありません。想定した条件のもとでの予測です。想定を超える雨が降れば、色のついていない場所でも浸水します。

読み方はこうです。塗られている色は、備えの優先順位を決める材料。色がないから何もしなくていい、という読み方はしないでください。


3 台風の前日にやること

限られてはいますが、やる価値のあることはあります。効く順に並べます。

1.庭とベランダを片づける。植木鉢、物干し竿、自転車、ゴミ箱、サンダル。自分の家の窓を割るのは、たいてい自分の家の物です。これがいちばん効いて、いちばん簡単です。

2.雨どいと排水口の詰まりを取る。落ち葉や土で詰まっていると、水があふれて外壁を伝い、内部に回ります。手の届く範囲だけで構いません。

3.雨戸・シャッターが最後まで閉まるか確かめる。いざ閉めようとした日に動かない、というのが本当にあります。渋いようなら、レールのゴミを取ってください。

4.停電に備える。モバイルバッテリーを充電し、懐中電灯の電池を確認します。浴槽に水を張っておくと、断水したときのトイレの流し水になります(首相官邸の備えのページにも書かれている方法です)。

5.浄化槽・ますのふたが嵌まっているか見る。浮き上がりと逆流の入口になります。

安全の注意

屋根に上がっての確認は、絶対にしないでください。台風前の慌ただしい時期に、屋根から落ちる事故が毎年起きています。ブルーシートをかけるのも同じです。

地上から見上げて、見えないところは私たちのような施工者に頼んでください。足場と安全帯の仕事です。そして台風が接近している当日は、私たちも上がりません。間に合わない備えは、あきらめるのが正解です。命のほうが先です。

備蓄は、公的機関の目安どおりで十分です

備蓄については、私が独自の目安を書くより、公的機関のものをそのままお伝えするのが確実です。首相官邸の「災害が起きる前にできること」には、こう示されています。

  • 飲料水:3日分(1人1日3リットルが目安)
  • 非常食:3日分(ご飯(アルファ米など)、缶詰、干物、乾パンなど)
  • 生活必需品:トイレットペーパー、ティッシュペーパー、携帯トイレ・簡易トイレ、マッチ、ろうそく、カセットコンロなど
  • 大規模災害の発生時には、1週間分の備蓄が望ましいとされています
  • 飲料水とは別に、トイレを流すための生活用水も必要です

いずれも人数分をご用意ください。建物の側から一点だけ付け加えます。置き場所です。浸水のおそれがある地域なら、床に近い場所の備蓄は使えなくなります。2階か、せめて腰より高い位置に。地震を考えるなら、倒れてきた家具の下敷きにならない場所に。せっかく備えたものが取り出せない、というのがいちばんもったいない。


4 台風のあとに来る訪問業者

ここが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。

台風が過ぎた翌日から数日、訪問業者が回ってきます。毎年のことです。そして、毎年同じ相談が公的な窓口に寄せられています。

国民生活センターが公開している実際の相談事例から、いくつか挙げます。

  • 台風の後片づけをしていたら業者が来訪し、「損害保険を使って無料で雨どい修理ができる、経年劣化で壊れたものも保険でできる」と言われた
  • 台風で屋根瓦がずれ、見積もりのつもりで業者を呼んだら、屋根にビニールシートをかけられ、高額な作業料金を提示された
  • 「屋根の無料点検」の後、このまま放置すると雨漏りすると言われ、高額な契約をさせられた
  • 地震後に「屋根の点検をする」と訪問を受けて契約し、解約したら契約前のブルーシート設置代金を請求された

同センターのアドバイスは、はっきりしています。

  • 修理工事等の契約は慎重に。その場では決めず、できれば複数社から見積もりを取って比較検討する
  • 「保険金を使って自己負担なく住宅修理ができる」と勧誘されても、すぐに契約せず、まず加入先の保険会社や保険代理店に相談する
  • 経年劣化による損傷と知りながら、自然災害による損傷として申請するなど、うその理由で保険金を請求することは絶対にしない
  • 契約後でも、クーリング・オフができる場合がある
  • 困ったときは、お近くの消費生活センター等(消費者ホットライン 188)へ

群馬県も、同じ趣旨の注意喚起を出しています。「火災保険を使って自己負担なく住宅の修理ができる」と勧誘する手口について、県内でも相談が寄せられているとのことです。

カズからのお願い

3つだけ、覚えて帰ってください。

1.「保険で無料になります」と最初に言う会社に、家を触らせないでください。保険がいくら出るかは、契約内容と被害の原因を保険会社が判断することです。工事業者が約束できるものではありません。約束できないことを約束する会社は、工事の中身でも同じことをします。

2.保険の請求は、ご自身でできます。加入先の保険会社か代理店に電話すれば、手続きを案内してくれます。「申請サポート」に手数料を払う必要はありません。まずそこへ、業者より先に連絡してください。

3.経年劣化を災害のせいにする話に、乗らないでください。それは施主の側が不正請求の当事者になる行為です。私たちはその仕事をしません。断ります。

私はこれを、同業を批判するために書いているのではありません。台風の翌日に困っている方が、最初に会う工事業者が誰になるか――それが運任せになっている現状を、書いておきたいのです。近所で長くやっている工務店に、先に電話してください。それが当社でなくても構いません。


5 通過後のチェックリスト(屋根に上がらずに見る)

風が収まってから確認していただきたいところです。すべて、屋根に上がらずに見られるところだけを挙げます。

場所見るところ見つけたときの目安
地面のまわり瓦の破片、板金の切れ端、留め具が落ちていないか落ちている=屋根のどこかが欠けています。写真を撮って施工者へ
天井・壁のしみ色の変わった輪、湿った感触、クロスの浮き小さくても要連絡。乾くと見えなくなり、次の雨で広がります
窓まわり・サッシの下吹き込みの跡、たまった水、木部の変色拭いて終わりにせず、入った経路を確認
雨どい継ぎ目のずれ、外れ、たまった葉そのままだと次の雨で外壁を濡らし続けます
外壁飛来物の当たり傷、シーリングの切れ傷そのものより、そこから水が入るかどうか
床下・基礎床下換気口から水が入った跡、基礎まわりの土の流れ床下の浸水は土台を傷めます。要連絡
ドア・引戸の動き急に閉まりにくくなっていないか建物が動いたサインのことがあります
屋根(地上から見上げて)瓦のずれ、板金の浮き、棟のゆがみ見えた分だけで判断せず、施工者に上から見てもらう

ただし、この一覧で「異常なし」でも、屋根の上と天井裏は見えていません。見える範囲の点検には限界があるとお考えください。強い台風の後で気になることがあれば、施工者に見てもらうのが確実です。

点検の注意

台風の後、ご自身で屋根に登るのは絶対にやめてください。ぬれた屋根は晴れた日の屋根とまったく違います。ずれた瓦に足を乗せれば、そのまま落ちます。「ちょっと見るだけ」で落ちた方を、私は知っています。

そして、しみや傷を見つけたら写真を撮ってください。日付が残る形で、できれば引きと寄りの2枚。修理の相談でも、保険の手続きでも、後から役に立ちます。4章のとおり、保険の連絡は業者より先に、保険会社へ。


6 水害への備えは、避難のタイミングが先

水害は台風対策の一部のように語られがちですが、備えの中身が違います。風は建物を壊し、水は建物の中に入ってくるからです。

ハザードマップで浸水の想定がある地域では、考える順番がこうなります。

1.避難のタイミングを先に決める。水害でいちばん大事なのは、建物対策ではなく、いつ出るかです。自治体の避難情報のどの段階で動くか、どこへ行くか、誰と行くかを、平常時に家族で決めておいてください。夜間や雨のピーク時の移動は危険なので、早めに出るのが基本です。

2.水が入る前提で、置き場所を決める。想定浸水深が床上に及ぶ地域なら、大事なものと備蓄は2階へ。車の避難先も決めておきます。

3.建物側の対策は、その後。止水板、土のう、玄関前の段差。効果はありますが、これは「間に合う範囲の水を止める」ための道具です。想定浸水深が1メートルを超える地域で、止水板を頼りに家に残る判断はしないでください。

群馬県は海に面していませんが、河川の氾濫と内水氾濫(雨水が排水しきれず、街の側から水があふれること)のリスクはあります。「うちは津波が来ないから大丈夫」ではありません。

水害対策の話は、別の記事に詳しくまとめました。
→ 気候が変わってきた時代の水害対策からの考え

大事な整理

新築やリノベーションを計画する段階なら、もっと手前で効く選択があります。基礎を高くする、電気設備(分電盤、コンセント、給湯器や室外機)を高い位置に設ける、1階に大事な設備を集めない。設計で決まってしまうことは、後から直すと高くつきます。

浸水想定のある土地に建てるなら、間取りより先に、この話をさせてください。


7 地震への備えと、前橋市の無料耐震診断

地震には予告がありません。だから平常時にやっておくことが、そのまま備えになります。大きく2つに分かれます。

家具の転倒防止(今日からできること)

首相官邸の資料には、大地震のときは「家具は必ず倒れるもの」と考えて転倒防止対策を講じる必要がある、と書かれています。具体的には次のとおりです。

  • 家具は壁に固定する
  • 寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かない。置く場合も背の低い家具にし、倒れたときに出入り口をふさがない向き・配置にする
  • 手の届くところに、懐中電灯・スリッパ・ホイッスルを備える

大工として補足します。家具の固定は、下地のある位置に留めなければ意味がありません。石こうボードだけにねじを打っても、揺れれば一緒に抜けます。壁の中の柱や間柱(柱と柱の間に入る細い縦材です)の位置を探して、そこに留めます。下地探しの道具は市販されていますし、ご相談いただければ位置を見ます。

前橋市の耐震診断は、無料です

もう一段は、建物そのものです。とくに昭和56年(1981年)5月31日以前に建築された住宅は、いまの耐震基準より前の基準で建てられています。この時期の建物は、耐震診断を受ける価値があります。

前橋市には「木造住宅耐震診断者派遣事業」があります。市の公式ページによると、昭和56年5月31日以前に在来軸組構法で建築された、自己居住用の木造一戸建て住宅または併用住宅で、過去に市の耐震診断者派遣を受けていないものが対象です。耐震診断費の個人負担はありません。耐震性が不足している場合は、診断者が耐震改修の訪問相談も行います。

次回の受け付けは11月頃受付が始まりまる予定です。

申し込みを希望される場合は、事前に相談が必要です。窓口は前橋市役所7階・建築指導課(電話 027-898-6752)です。図面がない場合や現状とかけ離れている場合は、図面作成費用が別途必要になることがあります。

群馬県の木造住宅耐震改修の促進について

前橋市以外にお住まいの方にも、知っておいていただきたいことがあります。群馬県は「木造住宅の耐震改修の促進」として、市町村と一緒に木造住宅の耐震化を進めています。

県の公式ページによると、木造住宅の耐震改修補助は、群馬県内の35市町村中26市町村で現在実施中です。全県の人口比率でいえば97%(令和5年7月末時点)。つまり、群馬県に住んでいる方のほとんどは、お住まいの市町村で耐震改修の補助を受けられる環境にあります。県は、まだ実施していない町村にも働きかけを続けています。

もう一点、県は大事な注意を出しています。県が個別の住宅に耐震診断や改修を行うことも、民間業者に依頼することもありません。「県の依頼で診断に来ました」という営業は、県とは関係ありません。4章の台風後の訪問業者と同じで、公的な名前を出して玄関先に来る人には、まず役所に確認してください。

補助の内容と受付は自治体ごと・年度ごとに変わるので、金額や件数はここに書きません。群馬県の建築行政のページに市町村の窓口一覧が載っていますので、まずはお住まいの市町村の建築指導の担当課へお問い合わせください。

一級建築士大工の墨出し

私は構造塾で木構造の耐震性を学んできました。そこで繰り返し確認したのは、耐震性は部品の強さではなく、力の流れで決まるということです。金物を足せば強くなる、という単純な話ではありません。壁の配置、床の固さ、基礎との結び方が、ひとつの流れとしてつながっているかどうかです。

ですので「耐震補強」という言葉で、壁1枚だけの工事をお勧めすることはしません。診断で全体を見て、どこに力が集まっているかを確かめてから、効く場所に手を入れます。順番を決めるのが先で、工事はその次。無料の診断から始められるなら、そこから始めるのがいちばん合理的です。

台風の前日にできることは、庭の片づけ、雨どい、雨戸、そして停電の備え。それで十分です。屋根には上がらないでください。

耐震等級と計算方法の話は、別の記事に詳しくまとめました。
→ 新築住宅の耐震性を、等級と計算方法から考える


8 まとめ|晴れた日の八分

台風が去ったら、地面に落ちているもの、天井のしみ、床下、ドアの動きを見る。見つけたら写真を撮って、施工者に相談する。そして保険の連絡は、訪問してきた業者より先に、加入先の保険会社へ。「保険で無料になります」と最初に言う会社に、家を触らせないでください。

水害は、建物対策より避難のタイミングを先に決める。地震は、家具の固定を今日やって、昭和56年5月31日以前の家なら前橋市の無料の耐震診断から始める。ハザードマップは、その優先順位を決めるための地図です。

突然訪問のリフォーム営業に、ご注意ください

最近、台風の時期に限らず、突然訪問してくるリフォーム営業が増えています。とくに多いのが「外壁や屋根に不具合があります。このままでは雨漏りの原因になります」と声をかけ、無料診断から高額な修理代金を請求するケースです。

大事なことは、次の3つです。

  • 初めて会った知らない人を、家の中に入れない。屋根に上がらせない。
  • その場で無料診断を頼まない。
  • 連絡先だけを聞いて「家族と相談して、必要ならこちらから連絡します」と伝える。

それでも家のことが心配になったら、家を建てた工務店やハウスメーカー、または地元の工務店・建設会社に相談してください。家の履歴を知っている会社なら、本当に今直すべきかを冷静に判断できます。また、地元の業者であれば、工事の内容によっては市町村の補助金が使えるものがあるかもしれません。7章の耐震改修補助もそのひとつです。

「段取り八分、仕事二分」と昔の大工さんは言いました。災害の備えも、同じだと思います。嵐の当日にできることは、実はあまりありません。晴れている日に家を一回りしておくこと、避難のタイミングを家族で決めておくこと、家具を壁に留めておくこと。それが八分です。

そして八分のうち、ほとんどにお金はかかりません。設備を売る前に、お金のかからない順番からご提案する。これは大工としての決意のようなものです。

こんなご相談からで大丈夫です

「台風の後、天井にしみができた。見てほしい」

「屋根や雨どいを、自分では登れないので確認してほしい」

「訪問してきた業者に言われたことが本当か、確かめたい」

「うちの家具の固定、どこに留めればいいか分からない」

「築年数が古いので、耐震診断を考えたい」

深健工舎では、現地で建物の状態を確認し、いま直すべきところと、様子を見ていいところを分けてお伝えします。台風の後の点検で「これは今回の被害ではなく経年の劣化です」とお伝えすることもありますし、「これは急ぎます」とお伝えすることもあります。そこを正直に分けるのが、地元の工務店の仕事だと思っています。

最初のご相談では、図面がなくても構いません。いつ、どこが、どうなったか。写真が1枚あれば、さらに話が早くなります。

「この家で、これから何十年安心して暮らすには何が要るか」を、一緒に具体化していきましょう。


家のこと、暮らしのこと、気軽にご相談ください

「台風の後が気になる」「屋根を見てほしい」「耐震診断を考えたい」――その段階で十分です。

■ 台風・大雨の後に、家の状態が気になっている方

■ 屋根・雨どい・外壁の点検をお考えの方

■ 築年数が経った家の耐震性が気になっている方

群馬県前橋市を中心に、伊勢崎市、玉村町、高崎市、渋川市、北群馬郡で、家のこと、暮らしのことをお伺いしています。

まずは「台風の後の点検をお願いしたい」と、お気軽にご連絡ください。深健工舎の一級建築士大工のカズ こと 深澤一喜が、大工の立場からも、一級建築士の立場からも、そして子育て中の一人の親としても、正直にお答えします。


一級建築士大工のカズ こと 深澤一喜

深健工舎/大工工務店2代目・一級建築士
構造塾で木構造の耐震性を学ぶ

深健工舎は、群馬県前橋市を中心に、自然素材を使った高気密・高断熱・高耐震の健康住宅を、新築・リノベーション・リフォーム工事で手掛ける、設計事務所併設の大工工務店です。

根拠のある提案と、誠実な対応をお約束します。

冬の温度差と健康の話は、別の記事にまとめました。
→ これからでもできるヒートショック対策|浴室・脱衣所・窓の順番


参考資料

※本記事の参考情報は2026年9月28日時点の各公式サイトの記載に基づきます。備蓄の目安・ハザードマップの内容・自治体の制度は更新されますので、最新は各公式サイトでご確認ください。


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