家は、ひとりでは建てられません。

図面を引く力だけでなく、誰と学び、誰と励まし合うかで、家の質は変わります。

2026年の秋に出かけた4つの場——地域のイベント、祭り、講習会、仲間のモデルハウス——で感じたことをまとめます。

今週のブログ / 地域・仲間(ブランド)

ひとりで建てる家じゃない|地域のイベントと仲間の家から学んだこと

地域のイベント、祭り、講習会、仲間の見学会。学びは、現場の外にもある、という話

一級建築士大工のカズ こと 深澤一喜/深健工舎

ごあいさつ

こんにちは。

深健工舎の一級建築士大工のカズ こと 深澤一喜です。

深健工舎は、群馬県前橋市を中心に、伊勢崎市、玉村町、高崎市、渋川市、北群馬郡で、自然素材を使った高気密・高断熱・高耐震の健康住宅を、新築・リノベーション・リフォーム工事で手掛ける、設計事務所併設の大工工務店です。

快適で住み心地の良い家をつくることを、私たちの仕事の芯にしています。

前回は、グレー本2025年版のセミナーで許容応力度設計を学び直した話を書きました。今回は少し趣向を変えて、この秋に出かけた4つの場の話です。技術の話は少なめに、人の話を多めに。家づくりは一人では完結しない、という当たり前のことを、あらためて感じた秋でした。

■ このブログで学べること

  1. 伊勢崎市「花と緑と環境フェア」——地域とつながる一日
  2. 「やままつり」——地域の祭りのなかで
  3. 「グレー本」の講習会——基本に戻って学び直す
  4. 仲間のモデルハウス「Re」の見学会——いい家を見るのは、いちばんの勉強
  5. まとめ|仲間と共に成長する、ということ
  6. 家のこと、暮らしのこと、気軽にご相談ください

1 伊勢崎市「花と緑と環境フェア」——地域とつながる一日

10月4日(日)、伊勢崎市みらい公園(いせさき市民のもり公園)で開かれた「花と緑と環境フェア」に出かけてきました。同じ日には「市民交流まつり」も開かれ、会場は子どもから大人まで、幅広い世代でにぎわっていました。

花や緑、環境について楽しく学べる展示や体験コーナー、ワークショップ、苗木の配布、地域の物産。環境についての取り組みと、地域の交流がひとつになった一日です。

私たちは、自然素材を使った家づくりをしています。木や珪藻土、自然塗料といった自然の素材は、その土地の気候になじみ、長く使えるものです。環境のことを考える場に立つと、家づくりもまた、地域と環境の一部なんだと感じます。

そして、こういう場でいちばんうれしいのは、顔なじみの方に声をかけていただくことです。5年前まで住んでいた、なじみのある伊勢崎市での開催とあって、先輩の仲間に会えたり、地域活動でご一緒していた方に会えたりしました。地域で仕事をさせてもらっている、という実感があります。

1985省エネ射的ゲーム 

2 「やままつり」——地域の祭りのなかで

「やままつり」は、10月11日(日)に高崎市倉渕町で開かれた地域参加型のお祭りです。仲間の工務店の方が中心となって運営しています。

祭りは、地域の空気がまっすぐ出る場所だと思っています。誰が中心になって支えているか、どんな人が集まるか、どんな声が行き交うか。普段の打ち合わせでは見えない、その土地の「いつもの顔」に触れることができます。

家は、その土地に建ちます。地域のことを知っているかどうかは、家づくりの提案の質に、じわじわと効いてきます。どこで買い物をしているか、通学路はどこか、冬はどんな風が吹くか。そうした暮らしの解像度が高いほど、間取りの相談も具体的になっていきます。

3 「グレー本」の講習会——基本に戻って学び直す

この秋は、もうひとつ大きな学びの場がありました。公益財団法人 日本住宅・木材技術センター主催の、演習で実践的に学ぶ「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」セミナーです。設計者のあいだで「グレー本」と呼ばれるテキストの2025年版を教材にした講習会で、東京会場は満席でした。

昨年の法改正で、構造をもう一度きちんと学びたい——そんな同業者の思いが、会場の熱気になっていました。その中身は前回のブログに詳しくまとめていますので、ここでは、そこから感じたことをひとつだけ。「構造はわからないから外注で」という方もいますが、やっぱり設計する上で、デザインも構造も性能も、ちゃんと一貫性を持たせないといけないと思いました。

会場が東京の霞が関ということもあり、田舎者の自分にとってはいつもと違う緊張感もありましたが、構造の大切さを学ぶ、とても良い機会でした。

関連する記事もあわせてどうぞ。
→ 「耐震等級3」は数字より中身|グレー本2025年版のセミナーで、許容応力度設計を基本から学び直してきました

〔写真:講習会のテキスト『木造軸組工法住宅の許容応力度設計(2025年版)』または会場の様子|alt「グレー本 2025年版 許容応力度設計」〕


4 仲間のモデルハウス「Re」の見学会——いい家を見るのは、いちばんの勉強

群馬県高崎市の工務店 Smooth(株式会社Smooth)が、モデルハウス「Re」をオープンしました。同じ方向を歩く仲間の家を、見せてもらいに行ってきました。

Smoothさんがつくるのは、高気密・高断熱(UA値0.3・C値0.3以下)、耐震等級3、そして自然素材を生かした家。私たちが目指しているものと、重なります。木材の使い方、断熱の納まり、光の入り方——同じ志を持つ人が、自分の家ではない家をどうつくったか。それを見せてもらうのは、何よりの勉強です。

Smoothの社長、井上さんとは、同じ市の同い年ということもあり、共通の友人の紹介で20年前ごろからの知り合いです。最近また会うようになって、一緒に行動したり、いっしょに学んだりしています。自分より経験豊富で、いろいろ教えていただいている、尊敬できる仲間です。

モデルハウスの見学は、完成した「答え」を見る場ではありません。むしろ、自分ならどうするかを考える場です。いいところは素直にまねしたい。ここはうちならこうする、と考える。そうやって、ひとつずつ腕を上げていくのだと思います。

→ 工務店 Smooth の公式サイト(モデルハウス「Re」の紹介ページ)
https://smooth-design.net/

その井上さんが20年以上温めてきた、理想の家のモデルハウス。見学会は顔見知りの方ばかりで、そんな方々と交流しながら見て回りました。会話も含めて、学びの多い楽しいひとときでした。


5 まとめ|仲間と共に成長する、ということ

4つの場に共通していたのは、「一人では来られなかった場所に、仲間と一緒に行けた」ということでした。地域のイベントも、祭りも、講習会も、仲間の見学会も。声をかけてもらい、誘ってもらい、そこでまた新しい人と出会う。

家づくりは、一人で完結する仕事ではありません。設計する人、施工する人、材料を運ぶ人、そして住む人。たくさんの人が関わって、はじめて一棟の家が立ちます。だからこそ、教え合い、見せ合い、励まし合える関係が、そのまま家の質につながります。

この秋、「ひとりで建てる家じゃない」という言葉が、すっと胸に落ちました。次の一棟も、仲間と一緒に、ていねいに。

一級建築士大工の墨出し

墨出しは、現場で基準の線を引く作業です。一人で黙々とやる時間もあります。けれど、その線が正しいかどうかは、最後は人に見てもらわないとわかりません。

家づくりも同じでした。自分では気づけない癖や思い込みは、仲間の家を見て初めて見えてきます。いいものを見せてもらい、そこから学ぶ。教わることを恥ずかしいと思わないこと。それが、長く家をつくる仕事を続けていくコツだと感じています。

こんなご相談からで大丈夫です

「地域の工務店に、一度相談してみたい」

「自然素材の家の実物を見てみたい」

「イベントや見学会の予定があれば知りたい」

「うちの家づくり、何から始めればいい?」

「一緒に、ていねいに家をつくっていく」——その最初の一歩を、お手伝いさせてください。

関連する記事もあわせてどうぞ。
→ 「耐震等級3」は数字より中身|許容応力度設計を基本から学び直してきました
https://shinkenkohsya.com/?p=782


家のこと、暮らしのこと、気軽にご相談ください

■ 前橋市を中心に、家づくりを相談したい方

■ 自然素材・高気密高断熱の家を、実際に見てみたい方

■ 地域の工務店として、長く付き合える相手を探している方

群馬県前橋市を中心に、伊勢崎市、玉村町、高崎市、渋川市、北群馬郡で、家のこと、暮らしのことをお伺いしています。

まずは「地域の家づくりについて相談したい」と、お気軽にご連絡ください。深健工舎の一級建築士大工のカズ こと 深澤一喜が、大工の立場からも、一級建築士の立場からも、そして子育て中の一人の親としても、正直にお答えします。


一級建築士大工のカズ こと 深澤一喜

深健工舎/大工工務店2代目・一級建築士
構造塾で木構造の耐震性を学ぶ

深健工舎は、群馬県前橋市を中心に、自然素材を使った高気密・高断熱・高耐震の健康住宅を、新築・リノベーション・リフォーム工事で手掛ける、設計事務所併設の大工工務店です。

根拠のある提案と、誠実な対応をお約束します。


参考資料

※イベントの内容・日程は毎年同じとは限りません。最新の開催情報は主催者の公式ページでご確認ください。

深健工舎 公式LINE


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